経営者の株式投資術

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システムトレードをやめた理由

 

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2014年から2015年にかけてシステムトレードを研究していた時期がありました。ただ、運用を開始したもの最終的には損失を出して挫折。もう株式投資をやることはないだろうと思っていました。

 

 

システムトレードをはじめたきっかけ

当時は個人事業主として現場に立ちながら別の収益源を模索している時期でした。

「3本の矢」ではないですが、収益源が複数あるとどれかがダメになってもとりあえず食いつないでいけます。

しかも、精神衛生も非常に良くなる。心に余裕があるので他の事業もうまくいったりします。

 

当時は一人で店舗の営業をしていたので、何か新しいことをやるにも時間もお金もありません。

そう考えた時、一番都合が良かったのが株式投資。

デイトレードのように板場に張り付くスタイルでなければ、空いている時間に売買ができると考えました。

 

ただ、株式投資は学生時代に手を出して、痛い目にあっていたのでちゃんと勉強してからやろうと心に決めます。

どういう手法でいこうかなと、ネットで調べていた時「この人は頭がいいな」と思った人がシステムトレードを使っていました。

 

システムトレードの研究

システムトレードとは、自分なりに売買ルールを決めて株式運用していく手法のことです。

学生時代は、感情に振り回されて売買した結果、高値で掴んだり、狼狽売りをしたりしていたので、それを無くしたいと思っていました。

 

何かを始める時や興味を持った時、私は常に本を読むようにしています。

最低でも3冊。同じジャンルの本を数冊読むと、大体の仕組みや全体像が分かってきます。

あとはそこで得た知識をベースに自分なりに研究。

エクセルで全銘柄をチェックできるように色々な数式を組み合わせました。

 

システムトレードの限界

運用を開始した当初、実はかなり良い成績を収めることができました。

儲けは少なかったですが、3ヶ月の売買で勝率は80%以上あったと思います。

「俺は天才だ!」と有頂天にもなってましたね笑。

 

ただ、4か月目に入ってから負けが続くようになります。

しかも店舗の営業もだんだんと忙しくなり、株の方に時間を使うことも難しくなってきました。

結局、トータルでとんとんまでなったところで撤退しました。

 

痛感したのは、システムトレードは複数のルールを活用しないと勝てない、ということでした。

市場の状況によって、システムを変更していかないとおそらく継続的に勝つことは難しい。

最初に勝ち続けたのはたまたま作ったシステムが、その時の市場と相性が良かっただけなんだったと思います。

しかも、そのシステムを作るのにも結構時間がかかります。

 

まとめ

システムトレードはある程度時間がとれて、ゲームを作ったり、仕組み作りが得意な人にとってはお勧めの手法だと思います。

一旦、ルールを決めてしまえばあとは機械的に儲かるので、精神的な負担は本当に少なかったです。

ただ、ポイントは複数のルールで活用すること。そうしないと痛い目にあうと思います。

 

ちなみに、私は移動平均の乖離率を指標にして売買ルールを作っていました。この時に勉強したことは今の売買にも非常に役立っています。

実際にやってみて分かることは非常に多いので、皆さんも色々な手法をトライしてみるといいと思いますよ。

 

以上、システムトレードをやめた理由、をご紹介しました。