投資判断になぜ経営者の顔が必要なのか
企業は経営者で良くもなるし、悪くもなる。長期スタンスで株式投資をする場合は、このことを肝に命じる必要があると思います。
経営者の顔と経営方針は似てる
会社を立ち上げてる前からコツコツと経営に関する勉強をしていました。
周囲に独立している知り合いは少ないので、ネットで情報収集して本を買うというのが基本です。自己啓発本も含めれば100冊以上は読みました。
その中で思ったのが「経営者の顔って色々なタイプがあるなー」ってことです。
真面目そうな人、バイタリティのありそうな人、押しの強そうな人、優しそうな人。
しかも社長の顔と経営方針って意外と近かったりします。
独断と偏見ですが、押しの強そうな人は売上重視、真面目そうな人は利益重視ですね。
自分の言葉で話しているか
ネットで経営者の名前を検索すると、よほど小さい会社でない限りは、新聞の記事や雑誌のインタビューがヒットします。
そこで重要なポイントは自分の言葉で話しているかどうか。
流行りの横文字や決算の数字をつらつらと話している経営者は要注意です。ほぼ間違いなくダメな社長です。
たまたま社内政治がうまかったり、創業者の親戚だったりでトップになっただけで、経営判断は部下に丸投げのパターンだと思います。
経営者には「会社をこうやって経営して、こうやって売上をあげて、こうやって利益をだして、こうやって目標を達成する!」という意志が必要不可欠です。
そして、「こうやって」の部分をちゃんと経営者自身が理解しているかどうか、矛盾や論点のすり替えがおこってないかを見極めてください。
最終的な判断は「好きか、嫌いか」でいい
株を買う時、最終的な判断は「経営者が好きか、嫌いか」で決めます。
利益をどれだけ出していようが、市場の成長性がどれだけあろうが、資産をどれだけ持っていようが、経営者が嫌いな時は絶対に買いません。
コツは「この経営者が自分の会社の社長だったらどうか」をイメージすることですね。
この人の下でなら働いてもいい、と思えるようであれば多少リスクがあっても買うことがあります。
まとめ
初心者向けの株の本には「好きなブランドや身近な商品を作っている会社を買え」とよく紹介されていますよね。
もちろんこれも間違いじゃありません。きっかけとしては全く問題ないと思います。
ただ、会社を国だと考えた時、大統領や首相と同じ立場の経営者がどういう人物なのかってかなり重要ではないでしょうか。
株式投資をするならなおさらです。その人の判断で儲かるか儲からないかが決まるんですから。
投資判断の一つとして、経営者のことを調べてみるのは結構有益だと思いますよ。
以上、株式投資になぜ経営者の顔が必要なのか、をご紹介しました。