経営者の株式投資術

経営者視点の株式投資戦略を公開するブログです。

2018年1月の収益結果

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以前より気になっていたお尻の病気が悪化してしばらく安静にしてました。ようやく収まってきたのでブログも再開します!あと、真面目に文章を書くと疲れることが分かったので今回から少し適当になります笑。

 

2018年1月の収益結果

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運用の記録をつけ始めたのが今年の1月12日から。

なのでそれ以前の記録は以下の記事を参考にして下さい。

k-tatsuzo.hatenablog.com

 

2018年1月は7.63%のプラス!

ありがたいことに他の指数よりも高パフォーマンスを記録することができました!

前回はマザーズに負けていたのでちょっと嬉しい。

ただ、1/30と1/31だけで45万以上もってかれたのが痛かった。

運用資金は500万なので1割弱資産が減った感じですからね。

弱小投資家にはなかなかの痛手です…。

 

2018年2月は慎重な月になりそう…

昨日のNYダウが大変なことになっているので、2月はおそらく下げ相場になると思います。

正直、ここまでがうまくいきすぎているなと思っていたので予想の範囲内。

今まではレバレッジもかなり効かせていましたが、1/31の時点で保有数を減らしたのでダメージはいくらか軽減できたかなと思います。

 

全体的な企業の業績は悪くないですが、注意して取引する必要がありそう。

ちなみにここ4営業日は一切買いを入れていません。

来週も様子見の相場になりそうです。

やることがないとそれはそれで辛い…。

 

ただ、自分の方針として「いかにダメージを減らすか」が重要だと思っているのでこれは仕方ないです。

皆さんも大けがをして退場しないように頑張りましょう!

会社経営における現金の大切さ

f:id:k-tatsuzo1928:20180117163304j:plainビットコインをはじめとした仮想通貨が世間をにぎわせています。ただ、会社経営において一番大切なのは現金。いずれ仮想通貨が現金の代替になるかもしれないですがどうなるんでしょうかねー。

 

黒字なのに倒産するって本当?

実はこれって結構あります。

毎月、売上はちゃんと出ていて、仕入れが多すぎるわけでもない。帳簿上は全くの黒字なんです。黒字倒産なんていいますね。

じゃあなんで倒産するのか。一番の原因は現金がないからです。

 

実際に事業をやると分かるのですが、「販売」には大きく2種類あります。

商品やサービスを提供したときに、①現金で支払ってもらう、②ツケで支払ってもらう、という二つのパターン。

①の現金で支払いの場合はなんら問題ないのですが、②のツケでの支払いが曲者なんです。

 

手元に現金がなくなる恐怖

会社を経営していると日々様々な支払いが発生します。

光熱費や家賃、従業員の給与、文房具、税金等々。それらを支払う時に手元に現金がないと大変なことになります。

また、何かトラブルが発生して急に多額の支払いが発生するなんていうケースもゼロではありません。

 

売掛金(ツケでの支払い)で商売している場合、期日にならないといつまでも現金が入らないという状態が続きます。

私の事業は現金商売なのであまり気にしたことがありませんが、知り合いにHPを制作する会社の経営者がいます。

彼曰く、「先方のトラブルで売掛金の支払いが遅れるなんてことがあると生きた心地がしない」そうです。

その話を聞いて代金を回収するまでが商売なんだと再認識しました。

 

現金が少ない会社の株は買わない方がいい

私は株式投資をする際にその会社の現金比率を必ず確認します。

独断と偏見ですが、現金比率が30%以下の会社の株は絶対に買いません

現金比率が30%以下の場合、何か予期せぬ出来事や事件、事故あった時に倒産するリスクが高いと考えています。

 

言いかえれば、現金比率が30%以下になるような経営をしている経営者は、リスク管理を怠っていると思います。

売掛金がいくらあろうが、約束手形をいくら持っていようが、有価証券の額がどれほどあろうが、緊急時に一番強いのは現金です。

 

まとめ

先ほどの話したIT系の経営者と飲んだ時、「黒沢さんは現金商売だから本当に羨ましい。月末になるとちゃんと振り込まれるかが気になって胃が痛くなる」とまで言ってました。

経営者になると本当にお金のことばかり考えるようになります。

先日、従兄弟にも「たつぞうはいつもお金の話ばっかだね」なんて言われて自分でも嫌になることはあります。

 

ただ、それも貧乏経営者の仕事なので仕方ないと割り切っています。

ビットコインでも買って、億り人になればちょっとは変わるんですかね笑。

 

以上、会社経営における現金の大切さ、をご紹介しました。

注目している経営者 DMM会長 亀山敬司

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正直、一番好きな経営者です。露天商から1000億を超える企業を作り上げた手腕と先見性。ちょっとゆるーい感じの雰囲気もいいです。詳細はWikipediaに任せるので、ここでは経営者視点から亀山会長が成功した理由を勝手に考えてみました。

 

 

お金や数字にめっぽう強い

一番のポイントはここだと思います。

以前の記事で「経営者の仕事はお金の使い道を決めること」だと言いましたが、亀山会長はこの点においてずば抜けた才覚があるのではないでしょうか。

しかも簿記1級を取得しているので会計の知識もあります。会計士出身でもなければ、簿記1級を持っている経営者はほとんどいないと思います。

(簿記1級の合格率は10%以下なのでかなり難しいです)

 

私は、経営に必要なお金の知識と、経理計算で必要な会計の知識は全く違うと考えています。

いくら経理計算ができても、経営に必要なお金の使い方を分かっていなければ意味がない。ただ、両方あって使い分けができたら最強ですよね。

亀山会長は経営的なお金の使い方と会計的な数字の使い方の両方を扱えるハイブリットタイプの経営者だと思います。

k-tatsuzo.hatenablog.com

 

事業に思い入れがない

私は、経営で一番良くないことは儲からない事業を続けることだと考えています。

お金が減ること以上に関わっている従業員のモチベーションが下がっていくということが問題です。

私も経験がありますが、どんどん死んだ魚のような目になっていくんですよね…。

 

そんなときには撤退の号令をかけるのが経営者の仕事です。ただ、立ち上げの苦労を考えるとどうしてもその決断ができなくなる。

思い入れが強ければ強いほどやめるという決断を下すことが難しいです。

その点で亀山会長は迷いが少ないと思います。事業に対して思い入れが少ないので、ダメな時はさっさと引き揚げる

 

語弊がある表現かもしれませんが、良い意味で「儲かればなんでもアリ」なんだと思います。

会社を元気にする一番の特効薬を知っていますか?休みを増やすことでも、給料を上げることでも、従業員を雇うことでありません。

売上と利益を増やすことなんです。

 

人に投資する

DMMには亀チョクという外部の人材も含めて、誰でも応募できる業務委託制度があります。

具体的には「儲かる事業であればジャンルは問わず。人材も資金もDMMが用意。ただ、応募者が実行できるかどうかが大事」という内容です。

この制度の一番の肝はどこか。それは応募者が実行できるかに注目している点です。

 

新規事業の立ち上げで一番大事なことはアイデアを具現化する力です。

いくら良い事業内容でもアイデアを具現化できなければ意味がありません。

発案者にアイデアを具現化するだけの経験や知識、実行力があるかどうかが問われくるのです。

 

私の実践している、経営者の顔を見て投資する株式投資術は、この「人に投資する」という亀山会長の影響をモロに受けています。

会社の経営も本質は同じだと思います。「経営者が自分の言ったことを実行できるか」によって良くも悪くもなります。

k-tatsuzo.hatenablog.com

 

まとめ

経営者の下っ端の下っ端のくせに、大企業の経営者に対してよくこんな上から目線の記事を書いたなと自分でも驚いています笑。

ただ、露天商から始まって雀荘、バー経営、レンタルビデオ屋、アダルトビデオ制作販売、デジタル配信、FX、英会話等々、1代でここまで手広く事業を展開した経営者も珍しいのではないでしょうか。

 

顔ばれ禁止なので実際の顔を拝見したことはありませんが、ラジオでの話し方やインタビューなんかを読んでみるとかなり飄々とした雰囲気。

勝手なイメージですが、所ジョージや斉藤和義、奥田民雄のような、自然体なのになんか面白いおじさんって感じです笑。

どっかでお会いする機会があればいろいろ話を聞いてみたいですね。

 

以上、注目している経営者 DMM会長 亀山敬司 を紹介しました。

システムトレードをやめた理由

 

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2014年から2015年にかけてシステムトレードを研究していた時期がありました。ただ、運用を開始したもの最終的には損失を出して挫折。もう株式投資をやることはないだろうと思っていました。

 

 

システムトレードをはじめたきっかけ

当時は個人事業主として現場に立ちながら別の収益源を模索している時期でした。

「3本の矢」ではないですが、収益源が複数あるとどれかがダメになってもとりあえず食いつないでいけます。

しかも、精神衛生も非常に良くなる。心に余裕があるので他の事業もうまくいったりします。

 

当時は一人で店舗の営業をしていたので、何か新しいことをやるにも時間もお金もありません。

そう考えた時、一番都合が良かったのが株式投資。

デイトレードのように板場に張り付くスタイルでなければ、空いている時間に売買ができると考えました。

 

ただ、株式投資は学生時代に手を出して、痛い目にあっていたのでちゃんと勉強してからやろうと心に決めます。

どういう手法でいこうかなと、ネットで調べていた時「この人は頭がいいな」と思った人がシステムトレードを使っていました。

 

システムトレードの研究

システムトレードとは、自分なりに売買ルールを決めて株式運用していく手法のことです。

学生時代は、感情に振り回されて売買した結果、高値で掴んだり、狼狽売りをしたりしていたので、それを無くしたいと思っていました。

 

何かを始める時や興味を持った時、私は常に本を読むようにしています。

最低でも3冊。同じジャンルの本を数冊読むと、大体の仕組みや全体像が分かってきます。

あとはそこで得た知識をベースに自分なりに研究。

エクセルで全銘柄をチェックできるように色々な数式を組み合わせました。

 

システムトレードの限界

運用を開始した当初、実はかなり良い成績を収めることができました。

儲けは少なかったですが、3ヶ月の売買で勝率は80%以上あったと思います。

「俺は天才だ!」と有頂天にもなってましたね笑。

 

ただ、4か月目に入ってから負けが続くようになります。

しかも店舗の営業もだんだんと忙しくなり、株の方に時間を使うことも難しくなってきました。

結局、トータルでとんとんまでなったところで撤退しました。

 

痛感したのは、システムトレードは複数のルールを活用しないと勝てない、ということでした。

市場の状況によって、システムを変更していかないとおそらく継続的に勝つことは難しい。

最初に勝ち続けたのはたまたま作ったシステムが、その時の市場と相性が良かっただけなんだったと思います。

しかも、そのシステムを作るのにも結構時間がかかります。

 

まとめ

システムトレードはある程度時間がとれて、ゲームを作ったり、仕組み作りが得意な人にとってはお勧めの手法だと思います。

一旦、ルールを決めてしまえばあとは機械的に儲かるので、精神的な負担は本当に少なかったです。

ただ、ポイントは複数のルールで活用すること。そうしないと痛い目にあうと思います。

 

ちなみに、私は移動平均の乖離率を指標にして売買ルールを作っていました。この時に勉強したことは今の売買にも非常に役立っています。

実際にやってみて分かることは非常に多いので、皆さんも色々な手法をトライしてみるといいと思いますよ。

 

以上、システムトレードをやめた理由、をご紹介しました。

運用実績から見る現状把握の大切さ

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2017年10月18日より経営者の視点から株式投資を開始しました。自分自身の確認も含めて、現時点までの運用実績を報告しようと思います。

 

2017年10月18日~2018年1月13日までの運用実績

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自分の運用実績だけでなく他の指数も比較用にのせてみました。

こうして一覧にしてみると非常に分かりやすいですね。

 私自身、増減額だけを見て喜んでいましたが、増減率にするとマザーズ指数に劣っていることが分かります。

逆に19.85%以上の運用実績ができていれば、自分の運用方法が優れているという証明になります。 

 

現状を把握することの大切さ

株式投資もそうですが、会社経営をする上では「今、自分の会社で何が起きているのか」を知ることは非常に大切です。

現状をタイムリーかつ正確に把握しなければ、次に何をすればいいのか判断することができません。

最善の手を尽くすためにも、必要な情報はできるだけ数値化して、分析できるようにしています。 

 

この考え方を会社全体で浸透させるために、独自の経営手法を編み出しのが京セラの「アメーバ経営」。

皆さんも一度くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。

私自身も以前から聞いたことはありましたが、経営者になってからちゃんと調べてみました。

正直、言います。凄いよくできている経営手法です。経営破たんしたJALを1年で再建することができたのもこのアメーバ経営を取り入いれたからでしょう。

興味のある方はぜひ一度読んでみて下さい。

 

アメーバ経営 (日経ビジネス人文庫)
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まとめ

 改めて自分の運用実績をまとめてみると新しい気付きがありますね。

割と軽い気持ちでデータ化してみましたがやってよかったと思います。

 

あとは継続が大事。データを取り始めたら継続しないと意味がありません。

実はこれが一番難しいんですけどね…。

 

以上、運用実績から見る現状把握の大切さ、をご紹介しました。